エリオット波動ってよく聞くけどよくわらない。フラクタル構造がどうしたの?という疑問が生じたので自分なりにまとめてみました。
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結論
・エリオット波動理論は環境認識に利用する
エリオット波動の提唱者
1920年代にラルフ・ネルソン・エリオットが提唱したようです。
同氏は市場には一定のサイクルがあると考え、そのサイクルを予測するためにこの理論を考案したとのこと。
ここで気になるのは「サイクルを予測する」という点ですね。
SHINNさんという方の動画ではエリオット波動はチャート予測ではなく環境認識に用いるということを言っていたため、引っ掛かります。
概要
エリオット波動は5波動からなるインパルスウェーブと3波動からなるコレクションウェーブで構成される。この5-3波動で1サイクルが完了する。

ググっていると以下の記載が見つかった。
コレクションウェーブに3つの足があるという事実はトレンド認識のために高値・安値のより幅広い使用を示唆している。
通常、高値の更新・安値の切り上げは上昇トレンドの前兆となるが本理論はそのトレンドからの短期的調整として高値切り上げと安値更新が発生することが多い。
うーん、、、よくわからないですね。
上昇トレンド中であっても短期的調整として高値切り下げと安値更新が頻繁に起こるよ、というくらいのことを言っているのですかね。
高値切り下げと安値更新が起きても、それはあくまでエリオット波動理論で説明される短期的調整でありトレンドの明確な転換とは言えない、ということなのでしょうか。
定義
いろいろ調べた結果、一応定義はあるようなのですがそこまでカチカチな定義ではないようです。
定義は以下の4つです。
① 2波の谷は1波の始点を下回らない

② 3波が一番大きな上昇となる

③ 4波の谷は1波の山を下回らない

④ c波の終点は1波の始点を下回らない


トレードへの活用方法
思いつくのは以下の二つかなと。
- チャート予測
- 環境認識
① チャート予測
今のチャートがエリオット波動理論のどの位置にいるのかを考察し、その情報をもとにlong・shortを行っていく。
② 環境認識
今のチャートがエリオット波動理論のどの位置にいるのかを考察し、longとshortのどちらが勝ちやすい地合いなのかを判断し、別の戦略からlong・shortを行っていく。
一番の疑問が
「今のチャートがエリオット波動理論のどの位置にいるのかを考察」
ができるのかどうかという点である。
例えば2波の谷にいて、
ああ、いま2波の谷にいるな
って思えるのだろうか。。。
すべてのチャートパターンがエリオット波動理論のサイクルの組み合わせであるという仮定の下であればできるかもしれない?
最初の方にも記載しましたが、SHINNさんという方は環境認識に利用すべきとのことでしたので一旦は環境認識に用いる方向にしようかなと思っています。
フラクタル構造との関係
エリオット波動理論の文脈でよく出てくるフラクタル構造ですが、何がどう関係しているのかがよくわらかんですね。

見にくくて恐縮ですが、上記がフラクタル構造を説明した図です。
エリオット波動理論の1~3波がより小さいスケールのエリオット波動理論の1サイクルで構成されているというものです。
もちろんこの意味は分かるのですが、これをどうトレードに活用するのかがさっぱりです。
例えば小さいスケール(5minと仮定)のコレクションウェーブにいるときに、ここは大きいスケール(1hourと仮定)のインパルスウェーブの途中なのでshortしても勝ちにくいな、と判断するとかですかねぇ。。。
派生して
エリオット波動理論を調べた際に関連して「ダイアゴナル・トライアングル(またはウェッジ)」というワードがよく出てきたのでこれについても少し調べました。
ダイアゴナル・トライアングル(ウェッジ)

上記の画像のように2本のラインに収束していくような形をダイアゴナルトライアングルと呼ぶようです。ウェッジともいうとのこと。
この形は転換のチャートパターンでエリオット波動理論の第5波で発生するのが自然とのこと。
しかし根拠はあるのだろうか。それとも経験則?
